東寺(とうじ)は、京都にある古刹であり真言宗の総本山の一つです。世界遺産にも登録されており、日本の仏教文化の中心地の一つとして知られています。教王護国寺とも呼ばれています。
春と秋の年2回に夜間のライトアップが開催されています。春は夜桜がライトアップされており観光客で賑わっています。ちなみ拝観料は一人1,000円でした(2024年)
この東寺は平安時代初期の794年に空海(弘法大師)によって創建されました。空海は密教の修行を行うために中国から帰国し東寺を建立し密教の教えを広めました。東寺は仏教の教えや修行の場として重要な役割を果たしてきました。
東寺の最も有名な建物の一つが五重塔(ごじゅうのとう)です。この五重塔は高さ約55メートルで日本最古の木造の五重塔として知られています。
五重の塔は東寺の象徴としてその美しさと歴史的な重要性から多くの人々に愛されています。塔内には仏像や仏具などが安置されており密教の修行や儀式に使用されています。
木立の中に佇む木造の塔が灯りに照らされ咲き誇る桜の花が淡い光を放っています。
東寺の中庭には季節ごとに美しい庭園が広がっています。私が訪れた時は桜の花が満開でその美しい景色に心が和みました。
日本の四季折々の風景を感じることができるこの庭園は訪れる価値があります。
五重の塔から東寺の中心に鎮座する金堂(こんどう)へ。
この寺の中枢をなす重要な建築物の一つです。1603年に豊臣秀頼に寄進により再建されました。
金堂の本尊は木造の薬師如来坐像です。これらの仏像は、仏教の教えや日本の美意識を象徴し多くの信者や観光客の心を魅了してきました。
東寺金堂はその歴史的な背景と美しい構造、貴重な仏像など、多くの魅力を持っています。