株とは会社の経営権や利権を分割したもの。
iPhoneという電話機を販売しているアップルは株式会社なので株式を発行している。
どのくらい発行しているのかと言えば約154億株。
アップル株は2024年2月16日現在184ドル
言い換えると184ドルを払ってアップル株を1株買えばアップル社の権利の1/15400000000を保有したことになる。
2023年のアップルの純利益は970億ドル。
つまりアップル株を一株保有するあなたは
970億ドル/154億株=6.31ドル
を稼いだことになる。
この年間一株当たりの利益6.31ドルを一株益(EPS)という。
一株益に対して付いている一株価格が何倍かでその株が割高や割安ということになる。
アップル株は6.31ドル稼ぐ力があったに対して現在の株価は183ドルなので
株式を買うときに何をもって割高や割安と考えるのかと言えばこの
株価収益倍率をまず第一に考える。
米国株の代表的な500社の平均であるS&P500の株価収益率の平均は過去だと16~18倍なのでアップル株の29倍は割高だと考えることもできる。
だがそれはアップルが他の会社と同じような成長率であった場合の話である。
アップル社はiPhoneを2007年に発売してから毎年20%を超えるスピードで成長した。これはS&P500社の2倍以上の成長速度。
これからもアップル社が過去と同じ速度で成長するのであれば株価収益率29倍というのは安いという考え方もある。つまりこれからアップル社が成長するかどうかで投資成功の可否が決まる。
ちなみに初代iPhoneが発売された2007年6月にアップル株を100万円分買っておけば2024年2月現在で5000万円以上になっている。